2024年は、日本画の巨匠・川端龍子生誕140年の年です。 ガイドになるまでは、私も知らなかった川端龍子。 龍子だから女性画家?なんて、思っていました。 今年は、日本の各地で「川端龍子展」が開催されます。 龍子は、少数の人しか見ることのできなかった「床の間芸術」を脱却し 多くの人が見ることができる「会場藝術」を追求します。 いま、私たちが見ている展覧会を始めた画家です。 1929年、多くの大衆が見ることのできる「会場芸術」追求のため、 美術団体「青龍社」を立ち上げます。 ネーミングがかっこいいですよね。 「会場芸術」の一つとして、寺社の天井画も描くようになりました。 浅草寺の天井画は、堂本印象と川端龍子のジョイントです。 池上本門寺大堂の天井画には、龍子の最後の龍が描かれています。 本門寺と龍子記念館を結ぶ道、それは龍の道なのです。 コースの中に龍を探しながら、龍子記念館で龍子の「龍」を鑑賞し、その生きざまにふれてみませんか? 美術館は、このほど国の重要文化財に指定されました。 龍子の美術館、アトリエには、さまざまな龍のデザインが残されています。 龍子は文字もデザインしています。 かっこいいです。 美術館でそれも確認してくださいね。 あなたも龍の道を歩いてみませんか。 コース ・池上駅⇒本門寺総門(本阿弥光悦揮毫の扁額)⇒加藤清正の娘・瑶林院寄進の鐘楼(龍)⇒大堂(未完の龍)⇒五重塔(江戸初期の龍)⇒めぐみ坂⇒藤の家⇒長勝寺⇒佐伯山⇒龍子記念館(作品鑑賞、アトリエ見学)解散 ★基本コースには、上り階段2カ所、下り坂が2つありますが、ゆっくり歩きます。 ・解散後の最寄りバス停 大田文化の森(大森駅、池上駅へ10分) ・所要時間 2~2.5時間 ・歩行距離 約3㎞ ・龍子記念館入館料が別途かかります。大人200円(65歳以上要証明書で無料)、中学生以下100円
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